去年くらいからでしょうか、汗がべたついて気持ち悪いのです。 それが、今年のこの酷暑で顕著に。 以前は、汗をかいてもこんなに気持ち悪くなかったのに どうしてかしらと思って調べてみたら 汗にも『いい汗』と『悪い汗』があるんですって! 汗の仕組み 人は、気温が高くなったり、運動して体内に熱が生じたとき、汗を皮膚から蒸発させることで体温を調節します。 汗は汗腺から分泌されます。 汗腺は、血液から血球を除いた血しょうを汲み上げて汗の原料として、体に必要なミネラル分はろ過して血液に戻して、残った水分を汗として分泌します。 汗腺が正常であれば、水のようにサラサラとして蒸発しやすい『 いい汗 』になりますが、汗腺の機能が衰えていると、ろ過機能が正常に働かず、べたべたとした、蒸発しにくい『 悪い汗 』になります。 『いい汗』の特徴 小粒でサラサラ 無味無臭 乾きやすい 汗をかくとすっきり 『悪い汗』の特徴 大粒でベタベタ しょっぱくて臭う 乾きにくい 汗をかくとぐったりする 『悪い汗』をかかずに『いい汗』をかくには 一般的には、加齢により汗腺の機能は低下します。 しかし、汗腺のろ過機能は、汗をかけばかくほど高まるという特性もあります。 運動をよくしている人の汗は、運動をしていない人の汗よりうすい(いい汗である)ことは知られています。 適度に汗をかいて、汗腺を鍛えることが『いい汗』をかく秘訣です。 汗腺を鍛える 運動で鍛える ウォーキングやジョギングなどの有酸素運動を10分以上続けて、しっかり汗をかくことが重要です。 自転車では、風をうけて体が冷やされ汗をかきにくく、プールも同様、体が水で冷やされて汗をかきにくいので、汗腺を鍛えるにはあまり向いていません。 といっても、どちらの運動もしないよりした方がいいし、汗をかくことが重要なので、汗をかくほどやれば汗腺を鍛えることにはなります。 お風呂で鍛える 42度~43度のやや熱めのお湯を浴槽に少なめに貼り、ひじから下と膝から下だけを15分くらいつけて温めます。そうすると5分くらいで大量の汗が出てきますので、出てきた汗をうちわなどで蒸発させ、自然に体温を下げるようにします。これを繰り返すことで、汗腺の機能が徐々に高まっていきます。
気づけば50代。今を楽しんで、これからの人生をもっと楽しいものに。